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グローバルキャストを知る

【女性執行役員対談】
「営業はオトコ中心の世界」は昔話。女性でも経営幹部を目指せます

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PROFILE

田中 馨(業務管理グループ 執行役員)
林 麻未(第四営業グループ 執行役員)

日本企業における管理職の女性比率は平均13.2%(独立行政法人 労働政策研究・研修機構『データブック国際労働比較2023』)。欧米諸国に比べて低い水準だが、グローバルキャストの女性管理職の割合は19%と健闘している。「男社会」と言われる営業系の会社の中では、女性のキャリアアップ支援に力を入れている姿勢が際立つ。そこで今回は、同社の執行役員である田中馨氏と林麻未氏による対談を企画。性別に関係なくハイキャリアを追求できる、グローバルキャストの風土について、語り合ってもらった。

部門のトップとしてメンバーを牽引

──最初に、自己紹介を兼ねて、それぞれの業務内容を教えて下さい。

田中 私は業務管理グループを統括しています。業務管理の役目は、営業をサポートするため、契約や売上の管理のほか、見積書や請求書の作成、顧客からの問い合わせのフォローなどです。
 
業務管理グループには12名のメンバーが在籍。執行役員としてメンバーをマネジメントする上で気をつけていることは、部下とのコミュニケーションをしっかり取って、業務上の課題を把握するとともに、改善に務めることですね。
 
 私の場合、ソリューション営業部とインサイドセールス事業部の2つ部署をマネジメント。7つの課でアルバイト含め合計70名近くの人員が在籍しています。
ソリューション営業部に属しているのは、自治体の入札案件に特化したチーム、通信キャリアをクライアントとしたキャリアビジネス推進のチーム、店舗向け法人商材を取り扱うチーム、主にBPO業務やインバウンドシェアードコールセンターを運営するチームの4つ。
 
インサイドセールス事業部は、名古屋と大阪に拠点をおき、光回線を販売するチーム、モバイル商材を扱っているチーム、Webマーケティングや制作系を行うチームの3つに分かれています。数多くの事業・職種を統括しているので、個々のメンバーの適性や希望に合ったチームに配属できるように心を配り、最適なキャリアを築けるように支援しています。

常に成長している会社だから入社しました

──お二人とも大きな責任を背負っているわけですね。では次に、それぞれグローバルキャストに入社するまでの経緯を聞かせて下さい。

田中 私は、前職の会社でも営業事務に携わっていました。その時、一足先にグローバルキャストに転職していた、前職でお世話になった方からお誘いを受けたのです。私の地元である福岡営業所の事務スタッフの募集だったので、「これまでの経験が活かせる!」と。
 
それに、開設したばかりの営業所だったので、しがらみのないスタートアップの組織に参加できるのも魅力的でした。一方で、グローバルキャストという会社そのものは常に右肩上がりで業績を伸ばしているので、経営状態に安心感があったこともあり、入社を決めました。
 
 入社前はコールセンターのセクションチーフ、システム業界でのサービスデスク・運用業務を経験しておりました。前職在籍時、業務改善における表彰の機会を経て一区切りついたため、別会社への転職を検討していた際に現グローバルキャストの役員の方からのご縁にて入社いたしました。決め手は、対面営業ができるだけでなく、Webマーケティングやセールスプロモーションなど、様々な営業ノウハウがあること。自分が経験したことのない営業スキルを高められると感じたからです。

メンバーを支えると同時に支えてもらった

──入社後、現在のポジションに就くまでに、一番の壁は何でしたか。

田中 拠点間の連携でしょうか。私は福岡営業所に勤務していた時、名古屋本社や他拠点のグループのメンバーのサポートもするようになって。本社のメンバーは未経験スタートの若い世代が多い。前職で営業事務としての経験があった私が、業務ノウハウを伝授することになったのです。ただ、物理的な距離の問題は大きかったですね。
 
メンバーとのコミュニケーションでは、チャットツールも使いましたが、抱えている課題の本質的な原因を探るには、リアルなコミュニケーションが必要。ですから、アナログかもしれませんが、よくメンバーと電話していました。結果、メンバーがしっかり仕事を覚えてくれて、私のマネジメント能力を、会社から高く評価してもらえた。でも、メンバー全員、高い成長意欲を持っていて、私の話を聞いてくれたからこそ、達成した成果。私がメンバーを支えたというより、「支えてもらった」というのが本音です。
 
 私も同じく、メンバーに支えられましたね。「一緒に初めての仕事・事業領域にチームメンバーと共に挑戦し、共に成功体験を積み重ね、成長していきましょう」というスタンスでマネジメントに取り組みました。
 
チャンスを得られたのは、コロナ禍の時。グローバルキャストのメイン事業だった、訪問販売の仕事が激減したのですが、コロナ感染対策に関する調査業務を受注することに成功。会社への貢献ができたことで、事業に対する向き合い方を学びステップアップのチャンスを頂きました。そこから、コロナ終息後も、様々な自治体の入札案件を手掛け、グローバルキャストの新しい事業領域を開拓できました。
 
一方で、私がそれだけ仕事に集中できたのは、理解のある家族がいたから。メンバーとともに、家族の支えにも、とても感謝しています。

女性の活躍を支援する制度が充実しています

──グローバルキャストで女性が活躍できる理由は何でしょう。

 1つは、法人向けの営業やテレマーケティング、Webマーケティングなどの事業領域を拡大してきたことがあると思います。創業以来、グローバルキャストのメイン事業だったのは、個人宅への訪問営業。体力勝負の側面があるので、どうしても男性中心になりがちな分野です。でも、いまでは、体力よりも物腰の柔らかさ、共感力の高さ、細やかな気配りなどが必要な事業が増えている。それが、女性の活躍につながっていると思います。
 
もう1つは、田中さんが女性で初めて、執行役員に昇格したこと。気のせいか、田中さんの昇格後、女性メンバーが上層部に意見を言ったり、改善提案をしたりするケースが増えてきたように思います。田中さんに勇気づけられたのかもれませんね。私は営業部での初の執行役員になれたことで、営業部としての女性活躍の見本にという期待に応えたいと思ったからです。私の姿を見て皆さんの活躍の場を広げていければと思います。
 
田中 そう言ってもらえると、うれしいですね。また、経営幹部への女性の抜擢と同時に、産休・育休制度の創設など、女性が出産や育児を経ても、キャリアを継続できる環境を整えてきたことも大きいと思います。例えば、子育てと仕事を両立できるように、労働時間を調整しやすい「スーパーフレックス制度」も導入されました。
 
他に、部署や拠点の違いを越えて、女性メンバーによる意見交換会・懇親会を定期的に開催。そこで出た意見を経営に反映する仕組みがあります。全社一丸となって女性の活躍をサポートしています。

──定期的に女子会が開かれているとも言えますね。 最後に、それぞれのキャリア目標を聞かせて下さい。

田中 私はグローバルキャストの女性管理職第1号、女性執行役員第1号。女性活躍のロールモデルになる運命のようです(笑)。ですから、次は女性初の取締役に昇格することが当面の目標です。業務管理の経験を活かして、経営のチェック役を果たせるようになりたいと思っています。
 
 私は副社長を目指して頑張ります(笑)。グローバルキャストは、川口社長をはじめ創業役員の皆さんの熱い想いがあってこそ、成り立っている会社。だからこそ、川口社長の意思を引継ぎ、若い世代に入りたいと思われる環境づくりや事業領域に挑戦し続け、自らもキャリアアップをしていきたいです。

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